【お絵かきは頭を良くする】お絵かきを好きにさせるpenny家直伝のコツとは!
- 絵を描くことは成長の過程で色々な効果があると言われている
- 子供が絵を描くことを楽しめるようにするコツ(我が家で実践したこと)
- 子供が絵を描くことを楽しめるために我慢すること
お子さんはお絵かき好きですか?
我が家の娘(4歳と2歳)は毎日欠かさずお絵かきをしています。お絵かきが大好きなのです。
娘たちの数ある作品の中から幾つかご紹介しますね。
2歳半の次女による作品(謎の絵)
なんとなく顔のようなものが描かれていますね。。右下の大きいのはアンパンマン
に出てくる「かびるんるん」だそうです。
長女が3歳0か月の時に書いた絵(まっくろくろすけ)
となりのトトロに出てくるまっくろくろすけです。特徴をおさえられてますかね。
長女3歳1か月による家族の絵
左から、当時0歳11か月の次女、長女自身、ママ、パパの絵です。パパはきっちりヒゲが生えてます。どうやら当時は数字もチャレンジしていたようです。
次女2歳(左)と長女4歳(右)によるコッシー
2歳にしては頑張ってますが、お姉ちゃんと比べると差がありますね。
長女(4歳)による最近どハマりの「おしりたんてい」
これ、テレビ(録画)を見ながら書いたのです。しかも、ハサミで切ってるし。。
少し目を離すと娘の作品タイムが始まり気づくとこのようなものが出来上ってきます。
まだまだ作品はあるのですが、本題に戻ります。
お絵かきは「頭のよい子は絵がうまい」と言われたり「子供の心理状態を示す」など、いろいろな効果があると言われています。
今までお絵かきによる効果というものを意識したことはなかったのですが、この記事を書く上で分かったことがあるのでご紹介したいと思います。
習い事のように大きな費用もかかりませんし、お絵かきをすることが楽しいのであれば好きなだけやらせてあげてほしいです。
絵は下手でもいいんです。楽しく書き続けることができればいずれ上達しますし、お絵かきを通していろいろな能力が身につくと思いますので。
この記事では私の娘がどのようにしてお絵かきを好きになったのか、実際に行った我が家のおすすめ実践方法を紹介します。
お子様をお絵かき好きにさせたい方の参考になれば嬉しいです。
お絵かきには色々な効果があると言われている
こちらの書籍「頭のよい子は絵がうまい」をご存知でしょうか。
非常に気になるタイトルですよね。
山田雅夫先生も書籍の中でおっしゃっていますが、
「絵がうまい」=「成績がいい」
と言っているわけではありません。
「絵を描くという行為には、子どもの頭がよくなる知育の大切なポイントがとてもたくさん詰まっている」とおっしゃっています。
そのポイントとは何かいうと、以下の5つとなります。書籍の内容を要約します。
絵を描く時は対象をしっかり見る必要があり、観察力が磨かれます。じっくり観察することで特徴をとらえたり、いろいろなものに気づいたり、考えたりします。頭がよくなる第1のポイントです。
絵を描こうとしているということは、その対象に何かしらの好奇心を覚えたり、感動したりしています。その感じたことを脳の中で抽象化して絵のかたちに落とし込むために考える力が身につきます。
脳で考えたことをアウトプットするために手を動かします。知育の世界などでは、頭と体を統合した行為が当人の力を伸ばすといわれるようになってきています。
絵は文字や言葉のように、それを通して見る人にメッセージを伝える役割を持っています。絵を介して家族の会話を盛り上げるコミュニケーションの手段も担ってくれます。
絵を描くことはエンターテインメントです。どんどん絵を描くことでさまざまなことを吸収して、自発的に学ぶことができます。自分の見たものを思い描いたかたちで絵にできるというのは立派な創造行為です。絵を描くことは創造性の育成に間違いなくいい影響を及ぼすはずです。
絵を描くことでこのような能力を鍛えることができるという内容となっています。
そのほかには、お絵かきは子どもの心理状態を示すというような効果もあるようです。
参考:絵に現れる子供の心理!アートセラピー観点から子供心を読み取る方法 | MARCH(マーチ)
いかがでしょうか。絵を描くことはいいことのような気がしてきませんか?
【penny家直伝】お絵かきを好きにさせるコツ
「直伝」などと大層な表現をしてみましたが、教室に通わせたり、無理矢理やらせるようなことはしていません。
始めは子供とのコミュニケーションのために絵を描いていました。子供ではなく私たち大人が描くのです。
車での移動時や、病院での待合時間など、子供がグズリそうな時の武器としてお絵かきをします。
はじめに描いてあげたのはアンパンマンでした。
子供はやっぱりアンパンマンが好きなんです。1番始めに覚えた言葉もアンパンマンだった気がします。喜んでくれている姿が懐かしいです。
子供が喜んでくれると、大人は子供の笑顔がもっと見たくてアンパンマンのキャラクター達を練習するんですね。そして、大人だけど今更絵が上手くなっちゃったりします。
私たち大人が絵を描いて見せてあげると、そのうちに子供は自分でも描きたくなります。我が家でも自然と娘がお絵かきにチャレンジするようになりました。
はじめは下手くそです。でも一生懸命描いてました。それでいいんだと思います。だって、今の娘はこれだけ絵が上手くなったんですから。
では、直伝とは何か。この章の本題に入ります。
それは、「お子様の年齢に合わせたお絵かきグッズ」と「親の対応」です。
実際に行った内容を年齢別にご紹介します。
1歳〜
- 水で書けるお絵かきセット
- マグネットお絵かきボード
「水で書けるお絵かきセット」はご存知でしょうか。
特殊なシートとペンがセットになっていて、ペンに水を入れて書くとペン先から水が出て、シートに色が付く仕組みです。
このような感じになります。
なぜこれが良いのかというと、
「子供は手(指)の力がなく、上手くペンを扱えないから」
です。
私たち大人は普段あまり気にしませんが、ペンで字や絵を書くには手(指)の力が必要です。
しかし、1歳児にはそのような力は当然ありませんから、簡単に絵を描けるものを与えてあげる必要があります。
シートは乾かせば何回でも使えますので、費用対効果もバツグンです。
次に、外出時用には「マグネットお絵かきボード」が便利です。
色んなメーカーが出していますが、これ、100均でも売ってるんですよ。こんなに安くて便利なもの、買わない理由がありません。
小さいうちは絵を描くことより、大人が描いた絵をシャッと消すことが楽しかったりするんですが、、、すぐに自分で絵を描くようになります。
こちらも力を使わず何回でも使えるので、小さいお子様にはおススメです。
2歳〜
- 水で落とせるクレヨン
- お風呂で使えるクレヨン
2歳になるとチカラもついて、ペンやクレヨンでも絵を描けるようになります。
特にクレヨンは太くて持ちやすいので使い勝手がいいです。
では、クレヨンだったらなんでもいいのか?というと、そうではありません。
2歳に成長したと言っても、2歳は2歳です。
紙の上にしっかり描くことはできません。どこに絵を描くか予測不能なので、汚れた後の掃除のしやすさというのが大事になって来ます。
※CMでもよくありますよね。壁や床に絵を描いて怒るお母さんの姿。
描きやすさはもちろん大事ですが、後処理も考えてグッズを選びましょう。
そこで、我が家が使ったのは「水で落とせるクレヨン」です。
これの良さはこちらです。
- 折れにくい
- 持ちやすい
- 水で落とせる
- 描きやすい(色が濃い)
「折れにくくて持ちやすい」は普通のクレヨンでもよくあると思います。
強みは商品名のとおり「水で落とせる」です。
これは本当にスゴイです。
少しテーブルにはみ出したくらいの汚れだったら、水拭きやウェットティッシュでキレイに落とせます。
壁や床でも同様です。
何より嬉しいのは、子供の体や服に付いた汚れも落としやすいことです。
「汚さないで!」と口出しするようなことなく、自由に絵を描かせることができるでしょう。
さらに、このクレヨンは描きやすいのも特徴です。他のクレヨンよりも色が濃くて、力が多少足りない子でも絵を描くことができます。
隠れた名機能です。
次に、それでも部屋や家具を汚されたくない場合は「お風呂で使えるクレヨン」です。
我が家の場合はそもそも子供達がお風呂が大好きだったので、「じゃあ、お風呂でもお絵かきできるようにしてあげるか!」と購入したのがキッカケです。
どこに描いてもシャワーして簡単にコスルだけでキレイに落とせます。
ただ、「水で落とせるクレヨン」に比べると、描きにくいのが欠点です。
お風呂ですから壁や床、浴槽など絵を描きたいところは濡れているので、色が出にくいのです。
また、一般的にお風呂の壁は白いと思いますが、白い壁に黄色で描いたりすると絵はかなり見にくいです。
でも、お風呂で子供とコミュニケーションを取れる大事な時間としては、お絵かきは重要な役割を果たしてくれるので全然無駄とは思いませんでした。
3歳〜
- 色鉛筆(なるべく色は多め)
- スケッチブック
- 折り紙
- セロハンテープ
- はさみ
3歳になると自分で好きなときに自発的にに絵を描くようになります。
冒頭で紹介した家族の絵も描いてくれるようになります。
そうなってくると、お絵かきのために与えるグッズはなんでもいいです。子供は与えられたものでなんとかしちゃいますので。
ただ、、それではこの記事の意味がないので我が家ではどうしたかをお伝えします。
まず、クレヨンとは別に色鉛筆を与えました。色はなるべく多めにあるものにしました。
なぜかというと、子供は見たものをそのまま描くというよりは、頭(脳)のフィルターを通って、さまざまな色で絵を表現するためです。
その時に、クレヨンでは色の種類が足りません。
時折、白い紙に黄色とか、それこそ白色の鉛筆で描いたりしてとても見にくいことがあるんですが、それでもいいんです。
自由に描かせてあげることが大事ですから。
そして、絵を描くためのスケッチブックや折り紙を大量に用意してあげます。
どちらも100均で売っています。スーパーの特売りだと、百円を切るものもあります。
チリも積もればバカにならない額になりますが、スケッチブックであれば多くても月に5冊くらいなので、500円を子供に投資してあげてください。
個人的にオススメなのは折り紙です。
折り紙は100円でも180枚入っていたりします。
子供は大きい紙を与えても「チョロっと少し描いて次の紙〜♪」となるので、ちょっともったいないと思ってしまいます。
でも、折り紙ならたくさんありますし、親としても勿体なさを感じにくく「好きなように使っていいよ〜」と思えますからね。
あと、我が家で与えて良かったと思うのはハサミとセロハンテープです。
お絵かきではないかもしれませんが、制作という意味では一緒かなと(汗)
ハサミは安全なものにしてあげる必要がありますが、安全にし過ぎてしまっているせいか全然切れないものがあるので注意してください。
大きすぎてもダメなので、子供にちょうどいいサイズで切りやすいものを選んであげてください。
はじめはうまく切ることができませんが、一緒に切ってあげたり、少しでも切ることができたときに褒めてあげてやる気を乗らせてあげましょう。
セロハンテープはカッターホルダー(100均)を1度買えば、あとは詰め替え用が2個セット(こちらも100均)のようになっていて、費用は抑えられます。
セロハンテープはなかなか難易度が高く、はじめは自分でテープを切ることができませんが、段々とできるようになり、そのうち描いた絵を壁に貼って展示会を作り始めます。
一生懸命描いた絵を壁に貼られると、親としては捨てにくいですが、、
子供は描いた絵を親に見てもらいたいですから、どんどん貼らせてあげましょう。
4歳〜
・3歳と同じ
4歳は3歳の延長です。
3歳のときにお絵かきが好きになっていれば、そのままお絵かきを続けます。
与えるものは3歳の時と特に変わらず、色鉛筆、スケッチブック、折り紙、セロハンテープ、ハサミをそのまま継続使用でいいです。
お絵かきは描けば描くほどうまくなりますが、私の娘は4歳で急激に上手くなりました。
例えば、自身のストーリーで絵本を描いてみたり、4コマ漫画を描くようになりました。
長女(4歳)による「コキンちゃんが泣くまでの4コマ漫画」
右から読むちょっと特殊な4コマ漫画です(笑)。最初は笑っているコキンちゃんが徐々に泣いていくというシンプルなものですが、いきなりこれを描いたときはビックリしました。セロハンテープで自分で壁に張り付けていました。
4歳半になってくると、絵は二次元から三次元になりました。
ハサミとセロハンテープを駆使して、大人の私でも難しいようなものを作るようになってきました。
長女(4歳)による「椅子」
わかりますでしょうか。手のひらに乗るミニチュアチェアです。 形は不揃いですが、椅子ということは伝わりますかね(汗)。
このようなものを黙々と作っています。
お絵かきを好きにさせるコツ
なぜ、娘はお絵かきが好きになったのか、基本的には日中は妻が子供を見てくれていますから、どのように意識して子供に接しているかを聞きました。
その妻の回答こそがまさに子供お絵かきを好きにさせるコツでしたのでご紹介したいと思います。
我が家ではお絵かきに限りませんが、褒めることを意識しています。
褒めることを推奨しない声を時折聞きますが、子供が特に小さいうちは褒めることが大事だと思います。
というのも、子供にも大人と同じように承認欲求があります。子供の承認欲求というのは「褒められること」だと思うのです。
頑張って作ったものを褒めてもらう。褒めてもらえるともっと褒めてもらいたくて頑張る。頑張ることで上達する。
子供を褒めない理由はないと思っています。
これは案外難しいです。
2つ目のコツは、子供が集中している時は邪魔をしないことです。
子供は集中しているときに成長します。子供は集中できる時間がとにかく短いですから、集中する時間があるのであればなるべく長く収集させてあげるべきと思います。
ただ、、間が悪いのが子供。急いでいる時、お風呂前、ご飯を食べる前、そんなときに集中しだすんですよね。。
なので、必ず子供を優先にする必要はないと思いますが、なるべく子供の状況を見てあげて子供の成長を妨げないよう意識してあげて欲しいです。
最初からお絵かきが好きな子が全員ではありません。
最初は絵に興味を惹かせる必要があります。
ではどうやって、興味を惹かせるか。それは、一緒に絵を描いてあげることです。
絵が苦手でもいいんです。お子様の好きなキャラクターを描いてあげましょう。私の娘の場合はアンパンマンでした。
アンパンマンの絵を描いている姿を見せてあげることで、自分でも絵を描きたいと言うようになります。そうなったらこっちのものです。存分に描かせてあげましょう。
あと、いきなりアンパンマン全てを描くことはできません。その場合は、途中まで描いてあげて仕上げだけ(例えば目だけ)を子供に描かせてあげましょう。そうすることで、ちょっとずつ自信を付けるようになりますよ。
こちらは、アンパンマンですが、私達の方で輪郭と中央の○を3つ(鼻とほっぺ)を描いてあげて、残りを当時2歳3か月の娘が描いたものです。
お絵かき好きにさせるために我慢すること
お絵かきはとてもおススメです。
ただ、デメリット。と言いますか、我慢すべきこともあります。
我慢すべきこと、それはこちらです。
- 大量に消費されていくスケッチブック、折り紙、セロハンテープ
- 散らかる部屋
まず、絵を描けば描くほど大量に紙などの資材が消費されます。
「こんな勿体ない使い方しないでよ・・・」と思うことも多々あります。
でも、なるべく好きなようにやらせてあげてください。怒られることでモチベーションが下がってしまうとお絵かきをやりたくなくなってしまうかもしれません。
どうしても注意が必要な場合は、絵を褒めてあげた後に注意してあげるようにしましょう。褒められた後なら子供も気分悪くなりにくいですから。
次に我慢が必要なことは、部屋が(とっても)散らかることです。
絵を描いたら子供は次の執筆作業に入りますから、そのまま絵をそのまま放置します。ハサミを覚えた日には、切りくずがそこら中に散乱します。
それはヒドイもんです。片づけて片づけても散らかります。
日中2回掃除機をかけていても、私が帰宅した夜には足場がないほど紙などが散らかっています。
我が家ではうまく出来ていませんが、片付けまでしっかりやれるような仕組みを作れれば、我慢することはなくなるかもしれません。
いい方法があったら是非教えてください (^O^)/
まとめ
この記事でお伝えしたことはこちらの3つでした。
- 絵を描くことは成長の過程で色々な効果があると言われている
- 子供が絵を描くことを楽しめるようにするコツ(我が家で実践したこと)
- 子供が絵を描くことを楽しめるために我慢すること
娘を見ていて、お絵かきは本当におススメできるためこの記事を書かせて頂きました。
お絵かきはやって得する事はあっても、損する事はありません。
こちらの記事を参考にお子様がお絵かき好きになってくれたら、私はとても嬉しいです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
ご紹介したおススメのお絵かきグッズを最後に改めて紹介して終わりにします。
- 水で書けるお絵かきセット
- マグネットお絵かきボード
- 水で落とせるクレヨン
- お風呂で使えるクレヨン
- 色鉛筆(なるべく色は多め)
- スケッチブック
- 折り紙
- セロハンテープ
- はさみ
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毛深いお子様にお悩みの方はこちらの記事をご覧ください。
お箸トレーニングにお悩み方はこちらの記事をどうぞ!
お絵かき上手になるためのコツをまとめてみました!
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