【毛を剃るリスク】幼児子供への剃毛(シェービング)をおすすめできない理由
簡単に行えるムダ毛処理の定番といえば、剃毛(シェービング)ですね。
脱毛や、脱色、抑毛など様々なムダ毛処理の方法がありますが、一番手軽で安価な方法、それがシェービングになります。
ムダ毛が全く生えてこない人でない限りは、誰でもシェービングのご経験があるかと思います。
シェービングは手軽な反面、失敗がつきものですよね。
シェービングに失敗したご経験はありますか?
カミソリでのシェービングの場合、切り傷ができてしまったり、処理後の肌が赤く腫れてしまったりした経験をされた方は多いと思います。
こちらの記事を読んでくださっている方は、まだ小さいお子様のムダ毛処理悩んでいるのだと思います。
「友達に言われて本人が傷つく前になんとか処理してあげたい。」
「でも、肌を傷つけたくない。」
「子供に適した処理方法がわからない。」
お気持ちわかります。。まだ3歳や4歳の場合、幼稚園や保育園のお友達は悪気はなくても何を言ってくるのかわかりません。その前になんとかしてあげたいですよね。。
結論からいうと、
幼いお子様に対してのムダ毛処理にシェービングはおススメしません。
理由は先に書いたとおり、子供のカラダを傷つけてしまう可能性があるためです。
今回お伝えしたいことは以下となります。
- 幼児・子供に剃毛をおすすめしない理由
- 毛を剃るなら安全に正しい方法でやろう
- 怪我をしてしまった場合の処置法を知っておこう
お子様のムダ毛を処理されたいと悩まれている方の参考になれば幸いです。
では早速ご説明します。
剃毛(シェービング)とは何か
剃毛(シェービング)とは、書いて字のごとく「毛を剃ること」です。
毛を剃る手段は主には3つあります。
- カミソリ
- 電気シェーバー
- トリマー
カミソリはご存知かと思いますが、「電気シェーバー」と「トリマー」の違いはご存知でしょうか。
簡単に言うと、電気シェーバーは「剃る」もので、トリマーは「刈る」ものです。
仕組みや使用に向いている部位も違います。
電気シェーバー:外刃で押し出した毛を回転した内刃が毛を剃る。全身に利用可能。
トリマー:ギザギザになった内刃が横にスライドして毛を刈り取る。産毛や細い毛の処理に向いている。
ただ、ムダ毛処理器として人気のフェリエは仕組みとしてはトリマーですが、シェーバーとして紹介されているので、シェーバーとトリマーは世の中の皆さんは区別して取り扱っていないようです。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
カミソリ | シェーバー | トリマー |
○ | △ | △ |
カミソリ:直接刃が肌に当たるため、表面上の毛を全て剃ることができる。
シェーバー:刃が直接肌に当たらないため、きれいに剃ることが難しい。
トリマー:刃が直接肌に当たらないため、きれいに剃ることが難しい。
カミソリ | シェーバー | トリマー |
× | ○ | ○ |
カミソリ:皮膚との摩擦が多く、角質も削り取ってしまうため肌トラブルが起きやすい。
シェーバー:刃が直接肌に当たらない分、肌への影響は少なく済む。
トリマー:刃が直接肌に当たらない分、肌への影響は少なく済む。
カミソリ | シェーバー | トリマー |
◎ | △ | ○ |
カミソリ:安価で購入可能。
シェーバー:この3つの中では高価格。
トリマー:安価で購入可能。
カミソリ:小回りが利き、狙いたい箇所をスポットで剃れる。
シェーバー:手入れは必要だが、長期間の使用が可能。刃の交換頻度が低く済む。いつでも使用できる。シェービング剤無しでも使用可能。
トリマー:シェービングローションやクリーム無しで使用可能。コンパクトなものが多く持ち運びしやすい。
カミソリ:刃の交換頻度を高くする必要がある(衛生上の対策)。
シェーバー:洗浄などの手入れが必要。細かい部分にスポットで剃ることが難しい。音がうるさい。
トリマー:濃い毛には向いておらず、使用可能な部位が限られる。
それぞれの代表的なグッズをご紹介しておきます。
代表的なカミソリ
代表的な電気シェーバー
代表的なトリマー
先述したとおり、幼児子供には剃毛(シェービング)はオススメできませんが、「明日がプールでどうしてもすぐにシェービングしたい!」という場合はあると思います。
その場合はトリマー(フェリエ)を使うといいでしょう。幼児子供の場合は毛が薄いケースが多いため、肌への負担を抑えて処理が可能なためです。
子供に剃毛をおすすめしない理由(リスク)とは
剃毛(シェービング)にはもちろんメリットはあります。
- 手軽
- 安価
この2点です。
これは多数の方がシェービングを行っているもっとも大きなメリットだと思います。
特に多いのはカミソリを使用している方ですが、正しい手順でシェービングすることでリスクを減らすことができます。その手順は後述しますね。
一方、私が幼児子供に剃毛(シェービング)をオススメしないことには理由があります。それをこれからご説明します。
剃毛(シェービング)のデメリット
- 処理をしてもまたすぐに生えてくる
- 自身で剃る場合、手の届かない所は剃れない(子供の場合は関係ないはず)
- 傷ができると毛が濃くなる可能性がある
まず、当たり前ではありますが、毛を剃ってもまたすぐに生えてくることです。幼児子供に対して定期的にシェービングをするのは、親もお子様も大きな手間になると思います。
次のデメリットの自身で剃る範囲に限界があるについてはお子様の場合は関係ありません。まだ幼いお子様自身でシェービングさせることはないと思いますし、させないようにしましょう。
最後のデメリット、傷ができると毛が濃くなる可能性がある点、これが最も大きな理由です。
人間は傷ができるとその部分を治癒させるためだったり守るために様々な細胞が活性化します。
その活性化した細胞は体毛の成長も促進させることがあります。傷口から毛が生えてきた経験があると思いますが、まさにそれです。
毛を無くしたかったり薄くすることが目的なのに、怪我をしてしまうことで毛が増えたり濃くなったりしてしまっては本末転倒です。
シェービングをした時にどのような怪我をしたり、症状が出るかもご紹介しておきます。ご経験ありませんか?
どんな傷や症状が出てしまうか
- 切り傷
- 出血
- 赤み
- かさつき
- 乾燥
- 肌荒れ
- 炎症(重度になると化膿)
- かゆみ(チクチク)
- 色素沈着
- 埋没毛
シェーバーとトリマーは基本的にはこのような問題は起こりにくいですが、強く押し付けて使用した場合や、カミソリを使用した場合にはこのような症状が起きやすいため特に注意が必要です。
どうしてもムダ毛を剃りたい場合は
とはいえ、このまま放置できないということはあるかと思います。
その時は、正しい手順に沿って処理を行いましょう。そうすることでリスクを減らすことができます。
カミソリを使いたい場合
カミソリの正しい使い方
カミソリを使ってムダ毛処理を行い場合は以下の手順に沿って行うようにしましょう。
- 入浴するか温かいタオルを当てるなどして、毛を柔らかい状態にする。
- シェービングクリームを塗る。
→シェービングクリームが肌とカミソリの刃の間のクッションの役割を持ってくれて、肌へのダメージと最小限に食い止めてくれます。 - 毛の流れに沿って剃る。
- 残り毛は剃る方向に肌を引っ張りながら逆剃りする。
- 処理後は冷たいタオルや冷水でクールダウンし、最後に保湿をする。
→保湿には、「保湿、美肌、抑毛効果のある」コントロールジェルMEがおすすめです。
やってはいけないこと
カミソリを使ううえで以下はやらないようにしましょう。
- 空剃りしない。
→カミソリは毛だけでなく、肌の角質も削ぎ落としてしまいます。肌トラブルを防ぐためにもシェービングクリームを必ず使ってください。 - 刃を強く押し当てない。
→強く刃を当ててしまうと肌を削ってしまう危険性が高まります。優しく当てて剃るようにしましょう。 - 太く長い毛にいきなり逆剃りしない。
→刃に毛が絡んで引っ張られてしまう可能性あるので、太い毛に対して始めは毛の流れに沿って剃りましょう。 - 古い刃は使わない。
→しばらく刃を変えないと、切れ味が落ちてしまうこともありますし、衛生的にも良くありません。定期的に刃は交換しましょう。
シェーバーを使いたい場合
シェーバーの正しい使い方
シェーバーを使ってムダ毛処理を行い場合は以下の手順に沿って行うようにしましょう。
- 処理する箇所を綺麗にする。
→シェービングにより生じる微小な傷から菌が入り肌トラブルになってしまうことを防ぐためです。 - 長い毛がある場合は先にカットする。
→シェーバーに毛が絡まって毛が毛根ごと抜けてしまい肌トラブルにつながる可能性があるためです。長い毛はハサミなどで切りましょう。 - シェービングクリームを塗る
→空剃り可能ですが、シェービングクリームを利用すると仕上がりが滑らかになります。 - 直角に軽く押し当てて剃る。
→強く押し当てると肌トラブルや故障につながるのでやめましょう。 - 毛の流れに沿って剃る。
→シェーバーによっては逆剃りを可としている製品があります。 - 湾曲部や皮膚が緩んでいる箇所は皮膚を伸ばしながら剃る。
- 処理後は冷たいタオルや冷水でクールダウンし、最後に保湿をする。
→保湿には、「保湿、美肌、抑毛効果のある」コントロールジェルMEがおすすめです。
やってはいけないこと
シェーバーを使ううえで以下はやらないようにしましょう。
- 刃を強く押し当てない。
- なんども同じ箇所を剃らない。
→カミソリに比べると肌の負担はだいぶ少ないですが、何度も刃を当ててしまうと肌には負担となってしまいますので避けるようにしましょう。 - 逆剃りは逆剃りを推奨している製品に限るようにする。
トリマーを使いたい場合
トリマーで代表的なグッズといえば、フェリエですので、フェリエの使用についてご説明します。
フェリエの正しい使い方
フェリエを使ってムダ毛処理を行い場合は以下の手順に沿って行うようにしましょう。
- 処理する箇所を綺麗にする。
→シェービングにより生じる微小な傷から菌が入り肌トラブルになってしまうことを防ぐためです。 - 空剃りでOK。
- 刃を寝かせて肌と平行になるように当てて剃る。
- 毛の流れに沿って剃る。
- 残り毛は毛の流れに逆らって剃る。
- 湾曲部や皮膚が緩んでいる箇所は皮膚を伸ばしながら剃る。
- 処理後は冷たいタオルや冷水でクールダウンし、最後に保湿をする。
→保湿には、「保湿、美肌、抑毛効果のある」コントロールジェルMEがおすすめです。
やってはいけないこと
シェーバーを使ううえで以下はやらないようにしましょう。
- 刃を強く押し当てない。
- お風呂で使わないこと。
→フェリエは防水ではありませんので注意してください。
怪我をして知った場合の処置法を知っておこう
注意していても怪我をしてしまった場合の処置法もご紹介しておきます。
刃によって、切り傷が出来てしまった場合は、傷口の汚れを流水で落としてから、清潔なガーゼを傷の真上から圧迫するように5分ほど当てて止血しましょう。菌が入らないようにすることが大事ですので止血できたら絆創膏を貼って傷が治るのを待ちましょう。
赤みやかさつき、乾燥、炎症の症状が出てしまった場合は、保湿をしっかりとして、ワセリンを塗りましょう。ワセリンは肌に保護膜を張り水分蒸発を防いでくれます。このような症状はムダ毛処理後のアフターケアをやることで防げるので、アフターケアをしっかりやりましょう。
ひどい炎症の場合、化膿になる可能性があります。そのような場合は湿潤療法を試すとよいでしょう。
湿潤療法は、体が本来持っている力である「自己治癒能力」を最大限に活かす治療法です。傷を早く治すことができるだけでなく、傷痕が残りにくいという大きなメリットがあります。
今までは、傷口を消毒してガーゼなどをあてて、乾かして治すのが一般的でしたが、湿潤療法は傷口を乾かさずに治します。
方法は簡単です。
傷口を水道水でよく流い、傷口が乾かないようにハイドロコロイド素材の「家庭用創傷パッド」(傷パッド)などで覆えば終わりです。
傷が治る仕組みですが、人の体は怪我をすると傷口がジクジクしてきて「浸出液」と呼ばれる液体が出てきます。この「浸出液」には傷を治すために必要な細胞成長因子が豊富に含まれているのですが、これが血液と混ざってかさぶたになり固まってしまうと傷を治す機能が十分に発揮できなくなってしまいます。そのため、あえて乾かないようにして傷口に蓋をしてしまうのです。
まとめ
この記事では、剃毛(シェービング)について詳しくご紹介し、幼児へのムダ毛処理としておすすめできない理由を説明させて頂きました。
お子様の安全を第一とした場合には抑毛をおすすめしますが、どうしてもすぐにムダ毛を処理せざるをえないときは、ご紹介した正しい手順でシェービングしてあげてください。アフターケアを忘れずに。
また、怪我をさせてしまった場合も正しい処置をしてあげれば傷が残る可能性を減らせますので、是非参考にしてくださいね。
ちなみに、私の娘は剃毛をせずに抑毛だけで毛を薄くすることができました。
そちらの内容はこちらの記事で紹介していますのでご参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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幼児・子供へのムダ毛対策(抑毛)について詳しく知りたい方はこちら。
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